PR

退職金を守るために知っておくべきポイント 税金は?受け取り方は?資産運用は?老後の備えは?

お金イメージ写真 お金の話

こんにちは、おっさんです。

私は現在62歳継続雇用中です。
60歳で一旦定年退職という身分ですので、その時点で退職金をもらいました。

今回は私が退職金をもらうにあたり調べたこと、
「退職金をしっかり守るために知っておくべきポイント」 についてお話しします。

定年が近づくと、退職金をどう受け取るか、
どのように使うかが大きな課題になりますよね。

しかし、
・税金を知らずに損をしてしまった
・投資に失敗して資産を大きく減らした
・計画なく使ってしまい、老後資金が足りなくなった

こんな失敗をしてしまう方も少なくありません。
そこで今回は、 退職金をどうやったら最大限に活かすことができるか、私が調べたポイントについて解説します。

私も退職日の数か月前から、退職金はいくらになるのか、
退職金をどういった形で受け取るか、また退職金をどう取り扱うかについて調べました。
いくつか注意点があったのでここでお話ししようと思います。

退職金マネーイメージ写真

退職金の注意点① 退職金控除の仕組みを理解する

最初に気になったのは、退職金が満額手に入るものなのか、
退職金に税金がかかるものだろうかといったことです。

実は退職金にも税金がかかる場合があります。
それでも「退職所得控除」 という制度があり、一定額までは税金がかかりません。
いったいいくらまで税金がかからないのか。気になる控除額の計算は以下の通りです。

勤続20年まで → 1年あたり 40万円
勤続20年を超えた分 → 1年あたり 70万円

例えば、30年働いた場合の控除額は

20年分 → 40万円 × 20年 = 800万円
残り10年分 → 70万円 × 10年 = 700万円
合計 1,500万円が非課税

勤続年数は1年未満でも切り上げになります。
たとえば、19年8か月の場合は20年として計算されます。

この場合、 1,500万円を超える部分 に対して、所得税住民税がかかります。
つまり、退職金の額によっては税金対策が必要 になります。

私の場合、今の職場には20年働いていませんでしたから、
40万円×年数ということで、退職金に税金がかかることはありませんでした。

また、ひとくちに退職金と言っても2種類の受け取り方があります。

退職金の注意点② 税金を最小限に抑える受け取り方

退職金の受け取り方法は 「一括受取」と「年金形式」 の2種類があります。

【一括受取】退職金をまとめて受け取る
課税される退職所得の計算:
控除額を差し引いた後の金額は、さらに以下のように計算されます。
・退職金 – 退職所得控除額 = 課税対象額
課税対象額をさらに1/2に軽減し、その金額に所得税と住民税が課されます。
【年金形式】分割して受け取る
メリット: 退職金を年金として受け取る場合、公的年金控除が適用されます。
注意点: 分割受け取りだと「退職所得控除」は適用されず、毎年の課税所得として扱われるため、総額で課税が増える可能性もあります。

どちらが有利か?

まとまったお金が必要なら 一括受取、
税金を抑えたいなら年金形式も検討といったところでしょうか。

特に 退職金が高額な場合は、
年金形式で受け取ることで税負担を軽減できることもあるので、
事前にシミュレーションしてみたほうがいいです。

私の場合は金額もそれほど大きくありませんでしたので、
一括受取を選択しました。

 

 

さて、晴れて退職金が銀行口座に振り込まれたわけですが、
ただ普通預金に預けておくのはいかにももったいない。

せめて定期預金で少しでも金利のいい預け方をしたいものです。

ですが、私自身、いまだに普通口座に入れたままなのは失策です。
わずかずつでもいいので投資でお金を増やすことにしました。

退職金の注意点③ 投資に全額をつぎ込まない

銀行の0.何パーセントなんていう低金利に預けておくのはバカバカしいと思っています。

私は数年前から少額の投資信託にチャレンジしていますので
わずかずつでも投資信託にお金を使うことにしました。

退職金を運用して増やしたいと考える人は多いですが、
私は「一括投資は絶対に避けるべき」 だと考えています。

なぜなら…

投資はリスクがある

→ もし暴落したら、大切な退職金が減ってしまう

現在のトランプ関税騒ぎで世界中の株価が乱高下していますので、
高いときに買ってしまったら大損する可能性があります。

老後の収入は限られている

→ 失敗しても働いて取り戻すのが難しい

 

リスク対策としては、2つの方法があります。

対策① 少額ずつ投資する(時間分散)

→ 「ドルコスト平均法」 で毎月少しずつ投資することで、暴落時のリスクを抑えられる

 

対策② 分散投資をする

だけでなく、債券投資信託 なども組み合わせることでリスクを分散できる

「全額を一度に投資する」のではなく、 「長期的に少しずつ運用する」 のが安全な方法です。

 

私はNISA米国株式S&P500NASDAQオープン先進国株式インデックス全世界株式インデックスなどに投資して、現在のところ約36%の利益を得ています。

この利益は非課税ですから、定期預金にするよりもずっとお得だと感じています。

もちろんこの数年間上がったり下がったりを繰り返しましたが、
リスク分散をしているので今は儲かっています。

ドルや米国株が下がった時を狙って少しずつ買い足してきました。
今はつみたてNISAなどがありますから、
毎月定額を投資する「ドルコスト平均法」を使えば比較的安全だと思います。

妻も最近つみたてNISAを始めました。

 

 

退職金の注意点④ 計画的に使おう老後の資金管理

退職金長期間の生活資金 です。
無計画に使ってしまうと、老後資金が足りなくなるリスクがあります。

まず、老後の支出を把握しましょう。
次に示すのは1例です。

生活費(食費・光熱費) 22~25万円/月
ゆとりある生活費    35万円/年
医療費・介護費用    (将来的に増加の可能性あり)

例えば、20年間で退職金を使うと決めた場合、
先ほどの1500万円の例で言えば、年間75万円、毎月6.25万円使えます。

これに年金や、人によっては働き続けることによる収入などをざっと計算します。

何歳時点でいくらの収入・支出があれば何歳まで生きていけるかがわかります。
年間・月間いくら使えるか?」を計算して、無駄な出費を抑えることが大切だと思います。

私は住居費、光熱水費、ケータイなどの通信費、子供の学費、保険代、固定資産税・自動車税などの税金、車検代などの定期支出、家電製品や自動車など数年に一度発生するおおよその支出、こどもの結婚などのビッグイベントの支出、自分の給与、妻の給与等の収入を参考にExcelの表をつくりました。

自分とチョビン(妻)が、「いつから年金をもらい始めるか」、「何歳まで仕事をするか」、「いくらぐらいの収入で生活していくか」のシミュレーションをするためです。

自分が65歳70歳80歳85歳まで生きるとしたときのパターン表を作成しました。

もちろん年下のチョビン(妻)が残される可能性が高いですから、
彼女が97歳になるまでをシミュレーションしました。

もちろん将来物価がどうなるかとか、
年金や税金がどうなるかなど不確定要素も多いですが、

とりあえずは計算してみただけでも
なんとかやっていけるという安心感を得ることができました。

計算の甘い部分があるかもしれませんが、
わかったときにその時点で修正していけばいいと思っています。

ポイント
✅ まずは基本生活費を確保する
✅ 大きな買い物は慎重に!
✅ 公的年金と組み合わせて使う

退職金は「貯金感覚」ではなく、「計画的に取り崩す」ことが重要です。

 

 

まとめ:退職金を守るための4つのポイント

1️⃣ 退職金控除の仕組みを理解し、非課税枠を活用する
2️⃣ 受け取り方法を検討し、税金を最小限に抑える
3️⃣ 投資は少額ずつ!リスクを抑えながら運用する
4️⃣ 老後の支出を計算し、計画的に使う

退職金は 老後の大切な資産 です。

「知らなかった…」では済まされないことも多いので、
この情報が参考になればうれしいです。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました