こんんちは、おっさんです。
うちの息子、なっしーは、なかなかにポジティブな男です。
先日、ふとした会話の中で彼が言ったんですよ。
「オレ、人生で失敗したことって一度もないんだよね。」
……ん?今なんて?
思わず、聞き返しました。二度見ならぬ二度聞き。
本人いわく、「失敗っていうのは、やめたときに初めて失敗になる。オレは全部“うまくいかなかった経験”として次に活かしてるから、失敗じゃない」んだそうです。
な、なるほど〜〜……正論。
ってなるかい!おまえはエジソンか?!(笑)
「私は失敗したことはない。ただ1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」という言葉は、アメリカの発明家トーマス・エジソンによって語られた名言です。これは、失敗を単なる失敗として捉えるのではなく、成功への道を見つけるための貴重な経験として捉えることを示唆しています。
自信満々、それはいい。でも…
ついでに言うんです。
「ネガティブな人の気持ちって、正直わからないんだよね。できなかったらどうしようとか、考えるだけ時間のムダっしょ?」
……いやいや、ちょっと待って?
確かに間違いはない。それはそのとおり。
だけど親としてはね、「おぉ、それは頼もしい」なんて思う反面、
「この子、苦労してこなかったんか?」と心配になってくるわけです。
いえいえ、ちゃんと紆余曲折ありました。
むしろ、わりと盛りだくさんにね(苦笑)。
起業を目指して突き進む日々
実は彼、大学を休学中。
今はネット系スタートアップで働きながら、
「人に影響を与える起業家になる」という目標に向かって邁進中です。
一時は食費が足りなくなってSOSがきたり、住む場所を決めるにも親が奔走したり……
まあまあバタバタしました。
ですから、本来自分でやるべき苦労をすべてほったらかして
親に全部尻拭いさせてきた奴が吐くセリフか?!
って思っちゃうわけですよ。
まあ、尻拭いしてきた
親である我々にも大きな非があるわけでもありますが。。。。。
とにかくなっしー(息子)は前しか見ていない奴なので、
いろんな物事を取りこぼしながら進んできました。
そんな奴なのですが、やっと今は少し生活も安定して、
気がつけば自炊(のマネ)なんかも始めてて、なんだかんだ成長を感じるようになりました。
とはいえ、あの「失敗したことない」発言には、やっぱりちょっと引っかかります。
それでも、前向きは悪くない
でもまぁ、ネガティブになるよりは100倍マシかなとも思います。
「またやらかしたらどうしよう」と考えて身動きできなくなるより、
「次行ってみよう!」のマインドの方が、今の時代には合ってるのかもしれません。
私自身、昭和な感覚で「もうちょっと堅実にいこうよ」と思ってしまいがちですが、
時代も生き方も変わってきたのかなと感じる今日このごろです。
心配はある。でも信じてみようか
もちろん、親としては心配はつきません。
「自分で何とかする!」って言ってたくせに、
たまにひょっこり「ちょっとだけ助けて」と言ってきたりしますし(笑)
使い捨てコンタクトや、パックごはんなどは定期的に送ってます。
でもまぁ、助けるのも親の役目ってことで。
その代わり、しっかり自分の足で立ってくれれば、それでヨシ!
これからも、彼の“ポジティブ迷言”にツッコミ入れながら、静かに見守っていこうと思います。
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