コンビニで。
駅のホームで。
「あ、知ってる人だ」と気づいても、
そっと視線を外してしまうことがあります。
別に嫌いなわけじゃないんです。
むしろ、どちらかといえば好意的に思っている人でも、
話しかけられるとちょっと戸惑ってしまう。
そんな感覚、ありませんか?
言葉で説明するのは難しいんですが、
「今はスイッチがオフなんです」という感じに近いんだと思います。
人と関わる“スイッチ”が入っているときは、
笑顔で会話もできるし、こちらから話しかけることだってある。
でも、何も考えずにぼーっとしていたり、ちょっと疲れていたりすると、
そのスイッチを急に入れるのがしんどくなることがあるんです。
これは、僕が内向的だからというだけでなく、
年齢や立場の変化とともに「今はひとりでいたいな」という時間を、
より大切に感じるようになったからかもしれません。
お酒の席についてもちょっと触れておきたいなと思います。
大人数の飲み会って、にぎやかで楽しい雰囲気はあるんですが、
僕にとっては“ちょっとスイッチを入れなきゃいけない場所”でもあるんです。
話しかけられれば明るく話を広げようとしますし、
場を盛り上げるために「どう話せばウケるかな?」なんてことを考えたりもします。
でも、どこかで知らず知らずのうちに緊張していて、
家に帰るころにはどっと疲れていたりします。
だからかもしれませんが、
4〜5人くらいの少人数の飲み会の方が、僕にはしっくりきます。
相手の顔が見えて、表情や空気感を感じながらゆっくり話せる。
そんな場では自然体の自分でいられて、心から楽しめるんですよね。
気心の知れた仲間となら、肩の力も抜けてリラックスして飲めます。
逆に、会社の付き合いやあまり面識のない人との飲み会では、
どうしても気を遣ってしまって、終わったあとに「ふぅ…」とひと息つくことが多いです。
そんな自分を見ていて、
「もしかすると、ちょっと寂しがり屋なのかもしれないな」と感じることもあります。
誰かと一緒に過ごすのは好きだけど、
ほどよい距離感と落ち着いた雰囲気がないと疲れてしまう。
人とつながりたい気持ちはあるけど、
無理せず自然にいられる場じゃないと長くはいられない。
たぶん僕は、そういうタイプなんだと思います。
こうした「自分の心地よい距離感」を理解しておくことって、
年齢を重ねるほどに大切になってくるなと感じます。
「人付き合いが苦手」というよりも、「自分のペースを大切にしたい」だけ。
そんな風に、自分をちょっとだけ肯定できるようになってきました。
そういう意味では、僕にとっては
「誰と、どんな風に関わるか」というバランスがとても大事です。
人が嫌いなわけでも、人付き合いが苦手なわけでもない。
ただ、自分のペースを保ちながら付き合っていきたいだけ。
無理して「オン」にしなくても大丈夫。
自分のペースを大切にしてやっていきます。
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