【現実】老後2000万円あっても不安?──結局、働かないと安心できない時代です
こんにちは、おっさんです。
老後の生活には2000万円必要──
そんなショッキングなフレーズが世間をざわつかせたのは、数年前のこと。
当時は「えっ、そんなに?」という驚きの声が多かったけれど、今ではなんとなくみんな受け入れているような、いないような…。
ところがですよ。
「2000万円ならもうなんとか貯めた」
「退職金とあわせたらそれくらいある」
そんな人ですら、実はこんなことを思っていたりします。
「それでもまだ不安なんだけど…」
……そう、お金があっても、不安は消えないんです。
■ 2000万円あっても不安が消えないのはなぜ?
まず、理由を整理してみましょう。
◎ どれだけ長生きするかわからない
人生100年時代と言われるようになり、90代まで生きる人も増えてきました。
65歳で退職して30年以上生きるとなると、「生活費は足りるのか?」「貯金が尽きたら?」と不安になるのも無理はありません。
◎ 医療・介護にかかるお金が読めない
高齢になれば病気や介護の可能性は高まります。
施設に入れば月20〜30万円かかることもあり、数年続けばあっという間に数百万円が消えることも。
◎ 年金だけでは心もとない
思ったよりも年金が少ない、あるいは将来どうなるかわからない不安。
加えて、物価は上がるし、電気代も高くなっているし…。
「年金で暮らせる時代」じゃない感覚が、多くの人の不安を後押ししています。
◎ 「お金が減っていく」ことがストレス
働いていた頃は、毎月収入が入ってきて、貯金も増えていった。
でも退職後は、お金が「出ていくだけ」になる。この感覚、思ってる以上に精神的にキツいんです。
■ 結局、働かないと不安は消えないのか?
答えは…
「はい、ある程度は働いたほうが不安は減ります」
もちろん、「老後に働く」と言っても、
若い頃のようにフルタイムでバリバリやる必要はありません。
- パートで週に2〜3日だけ働く
- 在宅ワークで空いた時間にできることを少しずつ
- 趣味や特技を活かして小さく収益化する
そんな「ちょっと働く」「ゆるく稼ぐ」くらいのスタイルでいいんです。
でも、これがあるだけで精神的には大きく違います。
■ 正直、もう働きたくないよ?という本音
「もう十分働いてきた。今さらまた働くなんて、正直めんどくさい」
そんな本音、すごくよくわかります。
- 新しいことを覚えるのもしんどい
- 人間関係も面倒
- また時間に縛られるのかと思うと気が重い
だけど完全に働かなくなると、意外と「ヒマ」「孤独」「不安」がやってきます。
自由な時間は最初のうちは楽しいけれど、それが毎日続くと、張り合いがなくなってきたりもします。
■ 「収入がある」より「収入を得られる手段がある」ことが安心
実は、多くの人が求めているのは「収入そのもの」ではなく、
「いざというとき、なんとかなる手段がある」という感覚なんです。
ちょっとした収入でも、
- 貯金を減らさずに済む
- 趣味や経験を活かせる
- 社会とのつながりが持てる
- 「自分、まだできる」という自信につながる
そんなメリットがあります。
■ 働く=生活のすべてを支える、じゃなくていい
老後に働くことは、もはや例外ではなく「ふつう」になりつつあります。
でも、「生活のために必死に働く」ではなく、
「安心のために、ちょっと働く」というスタンスが、今の時代に合った形です。
■ 働くのはめんどくさい。でも、少しなら悪くないかも
理想を言えば、何もしないでのんびり暮らしたい。
でも現実には、「働かない=不安がずっとつきまとう」状態。
だからこそ、
- 働きすぎず
- 気負いすぎず
- 自分のペースで
- 気持ちに余裕を持つために
「ちょっとだけ働く」という選択肢を持っておくと、老後がだいぶラクになります。
「もう働きたくない」も本音。
「でもまったく収入がないのも怖い」も本音。
その間をとった、“ゆるく働く老後”を、あなたらしく楽しんでいきませんか?
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