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歌手のASKAが肺がん治療を告白 イベルメクチンはがん治療の特効薬なのか?

イベルメクチン化学組成 豆知識

歌手のASKAさんが昨年、肺がんを患って
イベルメクチンという薬で跡形もなく消えたとXでポストしたことが話題になっています。

https://x.com/ASKA_Pop_ASKA/status/1915242939443535931

トランプ大統領も猛プッシュしているとか。

さてイベルメクチンというのはどんな薬なんでしょうか。
どうやら普通の病院では手に入らない薬のようですが、どこで手に入るのでしょうか。
また、本当に効果はあるんでしょうか。

私の祖父は肺がんで他界しましたし、
私も家族もいつ癌になるかわかりませんから、気になって調べてみました。

イベルメクチンとは?

イベルメクチンは、寄生虫を駆除するために使用される薬です。もともとは動物用の駆虫薬として開発されましたが、その後、ヒトのオンコセルカ症(河川盲目症)やリンパ系フィラリア症、疥癬、腸管糞線虫症などの治療にも用いられるようになりました。

いや~。。。寄生虫退治の薬を飲むのか。
本当に効くんですかね?

出典:

どこで、いくらで入手できるのか?

そもそもイベルメクチンはどこで手に入れればいいんでしょうか?

日本国内での入手

  • 医療用医薬品: 日本国内では、イベルメクチンは医療用医薬品に指定されていて、「ストロメクトール」という商品名でMSD株式会社から販売されています。
  • 処方箋が必要: 入手するには、医師の診察を受け、処方箋を発行してもらう必要があります。一般の薬局やドラッグストアで直接購入することはできません。
  • 保険適用: 現在、日本の保険診療でイベルメクチンが認められているのは、腸管糞線虫症と疥癬の治療に対してのみです。
  • 価格: 薬価は、ストロメクトール錠3mgの場合、1錠あたり595円(2023年7月時点)です。ただし、実際に支払う金額は、保険の適用割合や医療機関の診察料などによって異なります。

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海外からの入手・個人輸入

  • 個人輸入のリスク: インターネットなどを通じて海外から個人輸入することも可能ですが、品質や安全性、偽造品のリスクなどが懸念されます。また、日本の薬機法に抵触する可能性もあります。厚生労働省も個人輸入された医薬品のリスクについて注意喚起をしています。
  • 未承認医薬品: 日本で承認されていないイベルメクチン製剤も存在します。これらの医薬品の使用は、予期せぬ副作用や健康被害につながる可能性があります。

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動物用イベルメクチン製剤

  • 動物用のイベルメクチン製剤を自己判断で使うことは非常に危険です。ヒト用と動物用では、有効成分の含有量や添加物などが異なる場合があり、重篤な健康被害を引き起こす可能性があります。

いや~、いよいよ怖いですね。。。。。

 

イベルメクチンの有効性

承認されている効能・効果

日本においてイベルメクチン(ストロメクトール)が承認されている効能・効果は以下の通りです。

  • 腸管糞線虫症
  • 疥癬

出典:

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への有効性について

  • 研究は継続中: イベルメクチンが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して有効である可能性について、世界中で多くの研究が行われました。
  • 明確な結論は出ていない: しかし、現時点では、COVID-19の治療薬として明確な有効性を示す信頼性の高いデータは得られていません
  • 規制当局の承認: 各国の規制当局(WHO、FDA、日本の厚生労働省など)は、現時点ではCOVID-19に対するイベルメクチンの使用を推奨していません。
  • 今後の情報に注意: 今後、新たな科学的知見が得られる可能性はありますが、現時点では、COVID-19の予防や治療を目的とした自己判断でのイベルメクチンの使用は避けるべきです。

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その他の可能性

研究によっては、イベルメクチンが抗菌作用や抗ウイルス作用、抗がん作用など、多方面に作用する可能性も示唆されていますが、これらの効果についてはさらなる研究が必要です。

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ここまでのまとめ

イベルメクチンは、主に寄生虫疾患の治療に用いられる医療用医薬品です。日本国内で入手するには医師の処方箋が必要であり、保険適用は腸管糞線虫症と疥癬の治療に限られています。
COVID-19に対する有効性については、現時点では明確な結論は得られていません。
やはり自己判断での使用は避け、医師の指示に従うことが重要なようです。

今回は、がんに効くということが話題になったのですが、
確かに、いくつかの研究でイベルメクチンに抗がん作用がある可能性が示唆されているようです。

研究で示唆されているイベルメクチンの抗がん作用のメカニズムの例:

がん細胞の成長抑制: 試験管内の実験や動物実験で、イベルメクチンが様々ながん細胞の増殖を抑制する効果が報告されています。
がん幹細胞への効果: 難治性ながんの原因となるがん幹細胞に対して、イベルメクチンが効果を示す可能性が研究されています。
細胞内標的分子の発見: 岩手医科大学と北里大学の研究グループは、イベルメクチンが結合するヒト細胞内の標的分子を発見し、これが抗がん作用に関与する可能性を示唆しています。
YAP1阻害: 一部の研究では、イベルメクチンががん細胞の増殖に関わるYAP1というタンパク質の働きを阻害する可能性が示されています。
他の抗がん剤との併用効果: イベルメクチンと既存の抗がん剤を併用することで、より強い腫瘍退縮効果が得られる可能性も研究されています。

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ただし、重要な注意点があります。

基礎研究段階: 現在のところ、イベルメクチンの抗がん作用に関する研究の多くは、細胞レベルの実験や動物実験にとどまっています。
臨床試験の必要性: ヒトに対する有効性や安全性、適切な投与量などを確認するためには、厳密な臨床試験が必要です。
承認された効能・効果ではない: 現時点では、がんはイベルメクチンの承認された効能・効果ではありません
自己判断での使用は危険: 研究段階の結果に基づいて、自己判断でイベルメクチンを使用することは非常に危険です。必ず医師に相談し、指示に従ってください。

イベルメクチンの抗がん作用に関する研究は注目されていますが、実用化にはまだ多くの段階を経る必要があります。今後の研究の進展が期待されます。

癌になってしまった場合、入手する方法はあるのか

現時点では、日本においてがんはイベルメクチンの承認された効能・効果ではありません。そのため、保険診療でがん治療としてイベルメクチンが処方されることはありません

しかし、以下のような可能性は考えられます。

医師による自由診療

  • 自由診療での処方: 一部の医療機関では、承認されていない薬剤でも医師の判断と患者さんの同意に基づいて使用する自由診療という形をとる場合があります。もし、がん治療としてイベルメクチンの使用を検討したい場合は、自由診療を行っている医療機関に相談することが一つの方法です。
  • 臨床試験への参加: がんに対するイベルメクチンの有効性を評価する臨床試験が行われている場合があります。もし参加基準を満たせば、臨床試験の中でイベルメクチンの治療を受けることができる可能性があります。臨床試験の情報は、国立がん研究センターなどのウェブサイトで探すことができます。

重要な注意点:

  • 科学的根拠の確認: 自由診療で使用される場合でも、その治療法が科学的にどの程度有効性や安全性があるのかを、医師から十分に説明を受けることが重要です。
  • 高額な費用: 自由診療は保険適用外となるため、治療費が全額自己負担となり、高額になる可能性があります。
  • 未承認薬のリスク: 未承認の薬剤の使用には、予期せぬ副作用などのリスクが伴う可能性があります。

海外からの入手・個人輸入について(再掲)

以前にもお伝えしましたが、インターネットなどを通じて海外から個人輸入することは、品質や安全性、偽造品のリスクがあり、日本の薬機法に抵触する可能性もあります。自己判断での個人輸入は絶対に避けてください。

動物用イベルメクチン製剤について(再掲)

動物用のイベルメクチン製剤を自己判断で使用することは非常に危険です。ヒト用と動物用では成分や含有量が異なるため、重篤な健康被害を引き起こす可能性があります。絶対に使用しないでください。

入手方法についてまとめ

がん治療としてイベルメクチンの使用を検討する場合は、まずは自由診療を行っている医療機関に相談し、医師と十分に話し合うことが最も適切な方法です。その際には、治療の有効性、安全性、費用、リスクなどについて詳しく説明を受けるようにしてください。臨床試験の情報も、医師に相談してみるか、関連機関のウェブサイトで探してみることをお勧めします。

自己判断での薬剤の使用は絶対に避けてください。

自由診療を行っている医療機関はどうすればわかりますか

では数ある病院の中で、自分に地域で自由診療をしている病院をどうやって探せばいいでしょうか?

あなたの住む地域でがん治療に関してイベルメクチンの自由診療を行っている医療機関を探すのは、一般的な検索方法では難しい場合があります。
なぜなら、自由診療の内容は医療機関のウェブサイトで積極的に公開されていないことが多いからです。

しかし、いくつかの方法を試すことで、情報にたどり着ける可能性があります。

1. 自由診療専門の検索サイトや相談窓口を利用する:

  • 一般社団法人 自由診療クリニック検索: 全国の自由診療を行うクリニックを検索できるサイトです。県内のクリニックを検索し、がん治療や代替医療などのキーワードで探してみると、情報が見つかる可能性があります。
  • 自由診療に関する相談窓口: 自由診療に関する情報提供や相談を行っている機関に問い合わせてみるのも有効かもしれません。ただし、特定の医療機関を紹介してくれるとは限りません。

2. がん患者の会やサポートグループに相談する:

  • 県内のがん患者の会やサポートグループに参加している方に、情報がないか尋ねてみるのも一つの方法です。実際に自由診療でイベルメクチンを使用している方がいるかもしれませんし、情報を持っている可能性があります。

3. インターネット検索を工夫する:

  • キーワードの組み合わせ: Googleなどの検索エンジンで、「県名」「がん」「自由診療」「イベルメクチン」「代替医療」などのキーワードを組み合わせて検索してみます。
  • 医療機関のウェブサイトを個別に確認: 県内の比較的規模の大きい病院や、がん治療に力を入れているクリニックのウェブサイトを個別に確認してみるのも良いかもしれません。自由診療に関する情報が掲載されている可能性があります。
  • SNSや掲示板: がん患者向けのSNSや掲示板で、同様の情報を探している人がいないか、または情報を持っている人がいないか投稿してみるのも一つの手段ですが、情報の真偽には注意が必要です。

4. セカンドオピニオン外来を利用する:

  • 現在かかっている医療機関のセカンドオピニオン外来で、イベルメクチンの自由診療について相談してみるのも一つの方法です。直接的な紹介は難しいかもしれませんが、情報提供やアドバイスが得られる可能性があります。

重要な注意点:

  • 情報の真偽の確認: インターネット上の情報は玉石混交です。情報の出所や信頼性を慎重に確認してください。
  • 医師との十分な相談: 自由診療を受ける場合は、治療内容、費用、リスク、効果について医師から十分に説明を受け、納得した上で সিদ্ধান্তを下すことが重要です。
  • 科学的根拠の確認: イベルメクチンのがん治療における有効性はまだ確立されていません。自由診療を受ける前に、その治療法が科学的にどの程度の根拠に基づいているのかを医師に確認することが大切です。

 

県内で直接的な情報を見つけるのは難しいかもしれませんが、上記の方法を根気強く試してみることが必要です。

確認する際のアドバイス:

  • 直接問い合わせる: 上記の医療機関のウェブサイトを確認し、自由診療に関する情報がないか確認してください。もし記載がない場合は、直接電話で問い合わせて、がん治療としてのイベルメクチンの自由診療を行っているか、行っている場合はどのような内容かなどを具体的に尋ねるのが確実です。
  • 自由診療の内容を確認する: 治療法、費用、リスク、期待される効果などについて、詳しく説明を受けるようにしてください。
  • 複数の医療機関に相談する: 複数の医療機関に相談し、それぞれの説明を比較検討することが大切です。
  • Geminiに聞く:GoogleのAIであるGemini に質問すると、県内の自由診療をしている病院の情報を得ることができます。正しい情報かどうかは実際に電話して聞いてみることが必要ですがね。

繰り返しになりますが、現時点では、日本においてがんはイベルメクチンの承認された効能・効果ではありません。自由診療での使用は、保険適用外となり、費用も高額になる可能性があること、また、科学的根拠が確立されていない場合があることも理解しておく必要があります。

いずれにせよ、根気強く情報収集をすることが大切です。

それにしてもASKAさん、よく寄生虫駆除の薬を飲む気になりましたね。
まあ、私も自分の命がかかれば藁にもすがる気持ちで何でも試してみるかもしれませんがね。

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